1 全国体力・運動能力・運動習慣調査結果より
全国・全道の結果との比較は次のとおりです。
女子は上体起こし、ハンドボール投げ、立ち幅跳び、50m走、反復横跳びで全国平均よりもよい結果でした。長座体前屈は全国・全道平均を下回る結果でした。
男子はハンドボール投げで全国平均よりもよい結果でした。
握力、上体起し、長座体前屈、反復横跳び、50m走では全国・全道平均を下回る結果でした。
長座体前屈が低い傾向は昨年度も同じです。
長座体前屈は柔軟性を示すものです。
これらは体の柔らかさが必要とされる種目で、値は男子も女子も個人差はありますが、体が硬い傾向にあると言うことです。体の柔軟性の低さから、上体起し、反復横跳び、立ち幅跳びに影響が出ているのではないかと推測します。
2 改善のために
「柔軟性」は体を支え、体を自在に動かす基礎となるものです。
柔軟性の低下は、運動の幅を広げるためには、この中学生期に高めておかなくてはならないものであります。
体育の授業では、日本のストレッチ運動「ラジオ体操」の活用、ストレッチ運動、体づくりに運動により、柔軟性を高める運動に取り組んでいます。
取り組みの結果、意識した体の柔らかさは5月の結果より数値は上がっていると考えています。
日常生活では、運動の後のストレッチ運動を推進し、意識してしなやかな体を作っていくよう心がけさせています。
また、相撲では「蹲踞」、「腰割り」、「伸脚」、「四股」の基本動作を多く取り入れて、柔軟性の向上に努めたことと、元大相撲力士を講師に迎えて、柔軟に体を裁く技術の練習を多く行っていただきました。
体の機能の新たな発見も生まれ、総合的な身体能力向上に役立ったと考えます。
3 取組の結果
体を柔らかく保つ意識の向上を心掛けることで、体育開始時の運動に柔軟運動が自然と増えてきています。